今月の歌(11月)

あっという間に11月が終わってしまって、今月の歌(11月)の投稿が、なんと11月末尾になってしまいました!ここのところ、来月の久しぶりのライブに向けて練習しまくりで、日にちがたつのが早過ぎ…💦

空気が澄んできて、月が輝いてきて、そしてお散歩にもまだ寒過ぎない季節。「月が好きなふたり」です、聴いてください☺️ この頃の夕焼けの中に、月が上がってくる様は、本当に見惚れてしまいますね。

この曲は、まだyoutubeなどの動画になっていないので、Spotify再生でご紹介していますが、SPotifyを持っていない、という方のために「おまけ」をつけておきますと、

昔のライブ音源で、晩秋のものが出てきたので載せてみます。宮沢賢治さんの「牧歌」。「種山が原に干し草を干しておいた無くなってしまった。」というだけの歌で、とても地味なのですが、雲を見てお昼寝をしたり、雨を見ていたり、干し草がなくなってどうしたのかと考えたり、そんな日常もなんて素敵なんだろうと思って、歌ってみました。今的にいう「盛り上がり」や「落ち」がないので、いまいちご紹介していなかったのですが、干し草の季節の終わりに。ということで、「おまけ」ならいいかな?動画の写真は緑ですが、きっと茶色や黄色や黄緑や黄金の写真がいいのかもです。

牧歌            宮沢賢治

種山ヶ原の、雲のながで刈った草は

どごさが置いだが、忘れだ、雨ぁふる

種山ヶ原のせだがすすぎあざみ

刈ってで置ぎわすれで雨ふる、雨ふる

種山ヶ原の 霧のながで刈った草さ
わすれ草も入
はえったが、忘れだ 雨
あめぁふる

種山ヶ原の置ぎわすれの草のたばは
どごがの長嶺
ながねで ぬれでる ぬれでる

種山ヶ原の 長嶺さ置いだ草は
雲に持ってがれで 無ぐなる無ぐなる

種山ヶ原の 長嶺の上の雲を
ぼっかげで見れば 無ぐなる無ぐなる